試される大地から

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サンマリノに学ぶ、背伸びしない生き方

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画像はトラベルブック(https://www.travelbook.co.jp/topic/3966)より

サンマリノ共和国とは

サンマリノ共和国は、イタリア国内にある小国である。バチカン市国と並ぶミニ国家の一つで、人口は約3万人、面積は61.2平方キロメートルほどである。

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そんなサンマリノ共和国について、以下の記事を見つけたので、紹介したいと思う。

kurashicom.jp

記事の一部要約すると、以下の通りである。

  • サンマリノは301年にカトリック教徒で石工の「マリノ」が、ローマ皇帝から迫害を受け、「ティターノ山」へ逃れたところから始まった。
  • 小国でありながら、粘り強く自由を守り続けたことで、ナポレオンからも敬意を表され、侵略を受けなかった。後のナポレオンからの領土拡大の申し入れも断った。
  • 大統領は2人ずつ6ヶ月交代、政治家はみんな副業でやっている
  • サンマリノは、領土を拡大せず、野望や虚栄も望まずに小国であり続けた結果、ヨーロッパで最も古くから存続する国となった。

サンマリノの精神に学ぶことは多い

こうした背伸びしない、欲を持たない生き方は草食系などと呼ばれることも多い。欲が強く、社会的に成功を収めた人間が脚光を浴びることも多い。しかし、こうしたサンマリノの謙虚と質素に徹する精神には学ぶことが多いのではないかと思う。

欲に正直で、虚栄や華やかさをまとった生き方は一見刺激的なようにも見えるが、持続可能な生き方とは言えない。多くの浪費を招き、身を滅ぼすことが少なくない。

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例えば、ダイエーやヤオハンといった会社を考えてみよう。いずれも今はない会社であるが、オーナーのワンマン経営によって一代で一気に大企業へとのし上がった会社であった。

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しかし、この2つの企業の末路は決して良いものではなかった。ダイエーはバブル期の攻めの不動産投資が災いして経営危機に陥り、イオンに吸収されてしまったし、ヤオハンもまた債務超過に陥って倒産してしまった。

急成長があれば、それゆえの歪みも大きく出るものであり、歯車が狂った瞬間に一気に転落していくこともあり得る。急成長や急拡大といえば良いことのように思えるが、それだけ揺り戻しも大きい諸刃の剣でもあるのだ。

組織の規模が大きくないことは利点になりうる

逆に、日本で長く続いている会社のことを考えてみると、何百年と続いている会社はどれもそれほど大きな会社ではない。長く続くということはそれだけ安定的に従業員の人生を支えることでもあり、価値のあることである。大きくないがゆえに足元を固めることができ、顧客の信頼を得た結果、長く存続するということもあるのである。

大きい組織は、小回りがきかず鈍重な意思決定になることが少なくないし、得てして官僚主義に陥りがちでもある。ある程度の大きさに保つことで組織の風通しが保たれる面はあると思う。

僕はこれからの時代の会社や国家のあり方は、20世紀の中心であった、一部の官僚や政治家に権限が集中するような中央集権ではなく、上手く棲み分けをして組織を小中規模に保ち、互いに協力できる分権であると思う。

必ずしも成長することが幸せではない

今の世の中、スキルや成長ということが叫ばれる事が多い。僕もまたその風潮に疑問を感じながらも成長のための自己投資を強いられる者の一人だ。

しかし、成長の源泉とはすなわち欲から生まれるものである。金欲、名誉欲、食欲、性欲・・・人間の欲には限りがないし、いつまでも成長し続けられるわけではない。どこかで区切りをつけなければ欲に支配されるだけの人生に成り下がってしまう。

僕も常々反省していることだが、人々が本当に幸せになるためには、どこかで成長の幻想から目覚め、足るを知るということが必要なのではないかと思う。

サンマリノの考え方は、僕たちがよりよい生き方を考える上で重要だと思う。

参考

k-tsushin.jp