試される大地から

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【反出生主義】自殺しても、苦しみの記憶は消えない

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反出生主義を掲げていると、子供をもつ親か、結婚が当たり前と思っている思っている人間からの心無い言葉を聞くことがある。『人生が嫌ならとっとと死ね』『自殺しろ』というセリフである。

こういうセリフをネット上とは言え平気で人に向かって言える人間の神経を疑うしか無いのだが、この手の人間は『生まれてこなかったこと』と『生まれてきて自殺すること』の区別が全くついていない。

反出生主義の人たちにはこのことは今更詳しく説明するまでも無いことかもしれないが、この記事では僕なりの意見を書いていこうと思う。

反出生主義者に平気で自殺しろと言う人たち

生まれてきたことを肯定的に捉えること自体は別に構わない。僕だって、誰も彼もがしかめっ面をしながら『生まれてこなければよかった』と唱えていることが望ましいと思っているわけではない。

ただ、人生を心の底からは楽しめない人間、毎日苦しいと思いながらもなんとか生きている人たちが数多くいることも事実だ。僕もその一人である。

苦しい人生を送ってきた人間が『生まれて来なければよかった』というコメントを残すと『とっとと自殺しろ』という反応が返ってくることがある。多くは子供を持つ親なのかもしれない。

反出生主義者の意見を見ると、子供を持つ人間にしてみれば自身の存在を否定されたように感じるのだろう。かなりヒステリックな反応になることも珍しくない。

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親たちは、ショッピングモールに子供を連れてきては周りに迷惑をかけ、最後は子どもたちに生まれたことを後悔させる

生きているのが嫌だと主張したら『自殺しろ』と言われる世界に放り込まれる子供たちが不憫でならない。まして他人に『自殺しろ』などと言える親の元に生まれるなんて、考えただけでもゾッとする。

『生まれてくる権利を奪うべきではない』と、開き直った主張をするものもいるがこれは詭弁でしか無い。生まれてくる前の子供に『生まれるか』『生まれないか』を問うていない以上、子供を合意もなく無理やりこの世に連れてきているという見方のほうがより妥当ではないだろうか。

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そして、自殺をするのはとてつもない勇気がいる。簡単に死ねるわけではない。絶命するまでの苦しみに耐えるのは並大抵のことではないはずだ。首吊りや飛び降りや練炭・・・どれも苦しそうなやり方だ。

僕ならば、人生が嫌なら自殺しろなどとはとても言えない。自殺とは、ゲーム機のリセットボタンを押す感覚でできるような話ではないのだ。

自殺をしても、苦しかった人生・記憶を無かったことにはできない

そして、『生まれてこなかったこと』と『生まれたが、自殺を選ぶこと』は全く違う。前者は存在の痕跡が過去にも未来にも存在しない。しかし、後者は存在していた事実が残る。

自殺すれば自我が消え、感覚も消えるものと仮定しよう。とある人間が自殺したあと、他者からはその人間の生前の記憶がただちに消えるわけではない。

自分基準だけで考えれば自殺したら終わりかもしれないが、世界が終わるわけではない。明日も太陽は昇るし地球は回る。

自殺した人間の、苦しみぬいた記憶と人生が存在したという事実は、たとえ肉体も骨も風化し、誰一人として自殺した人間を覚えていない状態になったとしても、決して消えることはない。

苦しみ抜いて自殺するということは、マイナスの人生の上に自殺というとてつもなく大きなマイナスがついて、もう誰にも取り返しのつかない状態のことなのだ

生まれていなければマイナスはなくゼロのままだから、根本的に違う状態だと言える。

もし、自殺したあと死後の世界が存在するとしたら・・・?

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死後の世界の有無は現在の科学では解明できていない

ここまでは死後の世界が存在しないという前提で話をしてきた。でも、死後の世界が存在したとしたらどうだろうか。

スピリチュアル的な話で言うならばこの世界は魂の修行場で、自殺した人間は絶命した後も、生前や自殺した当時の記憶が残り、地縛霊となったり長期間にわたって成仏できなかったりして苦しみ続けるという説がある。

もし、死後の世界も魂も存在するのだと仮定したら、なおさら子供をつくる必要はないのではないか。なぜならば、魂が永続的な存在であるならば子供という形で生きた証を残す意義がないからだ。

そして、自殺した後も魂が残り苦しむと言うなら、ますます子供に自殺したいと思わせるようなリスクを負わせるべきではないということになる。子供を残すことへの執着を捨て、少しでも解脱に近づく道を選ぶほうがいいことになる。

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※画像転載元

https://www.theabujatimes.com/ministry-director-commits-suicide/suicide-rope-1/

https://travel.mynavi.jp/kanko/article/chb002_020/

http://csglobe.com/the-journey-of-souls-101-where-our-soul-goes-when-we-die/