試される大地から

プログラミングのTipsや人生論、英語学習の話題など綴っていきます。

リスの楽園、アメリカ

僕が、アメリカに行って驚いたこと。それはいたるところにリスが居るということである。

日本でリスを日常生活で見かけることはほとんどないだろう。僕が日本でリスを見たのはたったの1回である。関東圏でリスを見たことはなく、札幌に6年住んで、北大正門近くで1度だけエゾリスを見かけたくらいである。6年住んでもたった1回きりなのである。 (ちなみにキツネは2回見た)

それでは、実際の映像をご覧いただこう

これはGoogle本社のすぐ近くの公園の丘で僕が撮影したものである。

youtu.be

www.google.co.jp

Google本社(通称: Google plex)の位置するマウンテンビューは都会と言えるような場所ではなく、フリーウェイがすぐ近くにあるとは言え、田舎っぽい場所である。その近くにちょっとした草原と小高い丘があったのだが、見事にリスの巣窟と化していた。Googleのキャンパス内でも普通にその辺を走り回っていた。

しかし、リスを見かけるのは1度や2度ではなかった。多分週3回くらいは見た。そして、フリーウェイで轢かれているのもだいたいリスであった。僕の滞在したカリフォルニアにおいて、リスはそれくらい身近な動物なのである。

リスは害獣扱い

なるほど、チップとデールのように、リスが身近にいる環境ならば親近感も湧くだろう・・・と思いきや、リスはアメリカでは害獣と見なされるそうだ。どうも電気配線をかじったり、畑の作物を荒らしたりするするからということらしい。日本で言うネズミのような扱いである。可愛らしい見た目とは裏腹にアメリカ人からはあまり良く思われていないようである。

なぜアメリカはリスだらけなのか

f:id:incodethx3932:20190125223151j:plain

アメリカに生息しているリスは、『ハイイロリス』という。名前の通り、体毛はやや灰色がかかった色をしている。これが爆発的に増えたのはかなり最近のことで、150年位前くらいからだそうだ。原因は人間が公園などでリスを放し飼いし、餌付けしていたことが原因のようだ。

このあたりの事情はこの記事が詳しい。

www.gizmodo.jp

りすブームが米全土に広まったのは1870年代です。ブームの火付け役は造園家フレデリック・ロー・オルムステッド(Frederick Law Olmstead)の緑化運動でした。

(中略)

アメリカの都市部へのりす導入の第2波は、NYセントラル・パークから始まりました。1877年に少数のりすを園内に放したところたちまち繁殖し、6年後には推定1500匹まで増え、当局からは「間引かないと手に負えなくなるのではないか」との懸念の声が出ます。そうこうしてる間にもりすは米全土に広まり、ハーバード大の芝生、ワシントンD.C.のナショナル・モールをも我が物顔で這い回るようになったのです。

どうみても人間のせいである。リスが増えたのは結局リス可愛さに保護し、餌付けをし、リスの生存に有利な環境を作り出したからに他ならなかった。リスの繁殖力が非常に強いことも原因だったようだ。あまりに増えすぎて、ハイイロリスの生息域がアメリカ合衆国全域に広がる結果となってしまった。現在ではリスへの餌やりそのものが禁止されている。

アメリカに行けば、可愛らしいリスをみかけることもあるだろうが、それは人間のエゴで増えたものだということを覚えておくとよいだろう。